
Q6:電解水の濃度は長く保つことができますか?
A6:オゾン0₃は不安定な物質で自己分解して酸素に戻ります。水温と環境温度が高ければそのスピートは更に加速されます。
Q1で、アクアエコテックの[オゾン⁺電解水]生成原理を説明しました。電解器の陽極(+)と陰極(-)の働きで水H₂OはHとOに分解され、更にOをO₃へ促進しようとしますが、この過程において、O、HO⁻(ヒドロキシルラジカル)、O₂(酸素)、H₂O₂(過酸化水素)など強い酸化力物質も生成されると考えられます。また水道水に微量な塩素が入っているため、電解の過程においてCl⁻(塩素イオン)がClO⁻(次亜塩素酸塩イオン)、HClO(次亜塩素酸)とも生成されると考えられます。

上表で示したように、O、HO⁻、O₃は極めて不安定な成分で、嫌気菌や有機物に出会うと共滅し、しばらくすると還元してしまい、長く存在できない物質なのです。この特性をオゾンの「半減期」と言います。
参考例として、
[オゾン⁺電解水]生成器〈オゾ・ケア〉AQUA30Cにて完全ろ過で塩素を除去した水道水、水温30℃,室温20℃、TDS値228の状態下で一次電解後蓋をした場合、下記の逓減グラフになります。

ろ過しない水道水、水温20℃,室温20℃、TDS値248の状態下で一次電解後蓋をした場合、下記の逓減グラフになります。

ろ過しない水道水がCl(塩素)から生成可能なClO⁻、HClOといった成分が割合安定的で暫く存在することが上記のグラフから見てわかります。その残存分量は水道水由来のCl量によるもので一概には言えませんが、有害成分ではありません。詳しくはQ1の中の参考資料をご参照下さい。
上記はあくまでも一例であり、保証値ではありません。
除菌を目的に使う機器ですので、電解後に使い切るのがお勧めです。
推奨事項
Q13:海外でも使えますか?
348A13:アクアエコテックの全製品は海外でも使えます。 但し、各国の水質に違いがあり、電導性が高ければ電解水濃度も比例的に高くなります(大半の地域は日本の水道水より電導率が高いようです)。また、便利な充電式機種も用意しておりますので、ぜひご利用下さいま...
詳細Q3:オゾン水の安全性は?
593A3:オゾンは既存食品添加物と認可されている安全性の高い殺菌料です。 日本は食品安全レベルが高く、オゾンは古くから食品製造用剤として既存食品添加物リストに挙げられ、世界に先駆けて認められています。工業、特に食品製造業界においてオゾン利用での衛生管理...
詳細Q2:電解に使えるのは水道水だけなのか?
377A2:水道水、井戸水、一部の天然水です。 日本の水道水は純度が高く電導率が低いという特長を持っています。(日本の水道水はTDS値75ppm、EC電導率値140su/㎝2 諸外国と比べ低い)アクアエコテックの〈オゾ・シリーズ〉は日本の水道水の特性に合わせて...
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