実験-2/古米を美味しく炊く実験

 

 古米について

 

お米は、私たちの食卓に欠かすことのできない大切な食料です。
お米は生鮮食品なので賞味期限の表示こそありませんが、安全に美味しく食べるための「食べきる目安」というものがあります。「春と秋は一か月以内、夏は三週間以内、冬は二か月以内、開封未開封を問わずに食べきること」だそうです。
なぜこんなに期限が短いかというと、日本の気候かは湿度が高くて保存が難しく、カビが出やすいからです。
お米の専門家の解説によりますと、お米の保存状態がわるいと傷んだり味が悪くなったりして、
1,虫の糞と卵で風味が落ちる;
2,カビが生じ、異臭がでる;
3,酸化された古米臭がでる;
4,バサバサで食感がわるくなる
捨てるのはもったいないが、安全で美味しく頂く方法はないか?

[オゾン⁺電解水]が生成できる電解器〈オゾ・シリーズ〉を用いて、オゾン電解洗浄によって古米を安全で美味しいお米にできないかと実験を開始しました。
 
保存状態のよくないお米。 精米年月日:20.03.26と記載 一年五か月半もたったお米です。
 
実験方法:
❶ お米をざるにいれ、ボールに入れる
❷ 電解水を入れ、両手でしっかりといでから2回洗って水を捨てる;
❸ ボールに水道水を入れて「オゾン⁺電解水」生成器 〈オゾ・エナジー〉の電解器を水中に入れ、洗ったお米のざる を電解器の上にのせ1~10分タイマーにして直電解する。(❶~❷の写真参照)
❹ 電解終了時にお米が真っ白に水を吸い込んだ状態にな る。お米を炊飯器にいれ、電解水を炊飯用水に1:1.1の比率で入れ、炊飯時間を10分にタイマー設定する。

 古米を電解洗浄

 

 炊き上がりのご飯を確認

■ポイント
❶洗浄から全工程に電解水を使う。
❷古米の程度によって電解時間と炊飯時間を調整する。
❸炊飯時間を加減することで、お好みのご飯の柔らかさに調整します。

まとめ

❶水道水側は早くも膨張、悪臭になったことから腐敗が進行し、菌が繁殖したと思います。
❷電解側は液が清澄、膨張なし、臭気なしことから、腐敗せず、除菌されたと思います。